合格者のメッセージ
Voice:21 影井 雪香さん(平成28年 司法試験合格)

私には精神的に脆い時期がありました。そして、その時期を乗り越えることができなかった結果、司法試験から逃げてしまい、法科大学院卒業1年目の試験は会場にすらたどり着けませんでした。その後、何とか自分を鼓舞し、卒業2年目に1度目の受験をするも「合格できればいいな」といった程度の覚悟しかなく、勉強の質・量もそれなりのものになってしまい、合格にはほど遠い結果に終わりました。

このとき、曖昧な覚悟のまま司法試験に挑み続けたとしても合格することはないだろうと悟りました。そこで、2016年度の司法試験が最後である、やれるだけのことはやって悔いの残らないよう試験に挑もうとの決意の下、ハードな計画表を作成し、日々「必ずやりきる。必ず合格できる。」という信念を胸に抱き学習に取り組みました。この一連の精神面の変化を自身では「断固たる決意」と表しています。 かかる決意は、様々な面で良い影響を与えてくれました。勉強の質・量は当然のこと、生活面等においても司法試験に真摯に向き合う姿勢をもたらしてくれました。そのため、合格からかけ離れた現状から逃避することも、ハードな日々の勉強から逃避することもなくなりました。

とはいえ、精神的に脆さのある私ですから、断固たる決意ができたとはいえ、その後も度々決意が揺らぎそうにはなりました。しかし、その都度、家族・友人をはじめとする様々な方々に助力を頂き、卒業3年目、2度目の司法試験で合格することができました。おそらく私一人の力では合格にまで辿り着けなかったと思います。私を支えて下さった方々に対し、心より感謝しております。ありがとうございました。

最後になりますが、私と同じく法曹を志しておられる方々にとって司法試験は必ず通らなければならない狭き門ではありますが、「断固たる決意」の下、日々、精進されれば決して開かない門ではないと思います。大切なことは、最後まで諦めない強い気持ちだと確信しております。また、これは、司法試験に限ることではないため、様々な目標にチャレンジされておられる方々にも伝わるものがあればと思います。 微力ながら、皆様の断固たる決意の構築に役立ててもらえれば幸いです。