合格者のメッセージ
Voice:21 影井 雪香さん(平成28年 司法試験合格)

私は、神戸学院大学法科大学院を修了してから5年目で合格しました。
現行の司法試験制度では、5年目までしか受験資格がないので今年最後のチャンスでした。ここまで時間がかかってしまったのは、単純に私の努力不足と努力の質が悪かったことにつきます。そのため、今後受験される方々には私の体験を反面教師として使っていただければ幸いです。

今年は過去の受験のときと比べ、家の事情で前年よりも勉強時間を確保することが難しかったので、その分時間の使い方を意識して勉強していました。 択一式に関しては、私は司法試験の過去問のみを解いていました。過去問をまとめた問題集に、理由(判例・条文など)も解答も確信を持って正解であればその問題に二重丸、理由も解答も正解だけれど確信は持てなかった問題には丸のみを、理由はわからないが解答は正解という問題には三角を、間違えた問題にはバツを書きこむという方法で問題集を回していました。二重丸が三つ並べばその問題は飛ばして解くということを決めていたので、最後の方は自分の苦手な問題のみを回していました。

もう一つ、予備校の模試を受けていましたが、ほとんど復習はせず、偏差値を確認したり、正答率で自分の弱い分野を知るという程度で使っていました。 論述式についても過去問をメインに時間を測って答案を作成したり、優秀答案と出題趣旨・採点実感を使い問題を分析したりしていました。具体的には、問題を読み、答案構成をして出題趣旨・採点実感を確認し、優秀答案とそれらを比べ、どの程度書いていればどの程度の点数がつくのか、どの程度書けば合格に足る点数を取ることができるのか、という分析をしていました。これは、目標を定められると同時に、評価される答案の形式、言い回しや書き方なども学ぶことができるのでやっていてよかったと思います。

そして、私は刑事系が苦手だったので、今年は刑事系ばかり勉強していました。このように弱点がわかると対策がしやすいので、日頃から自分がどの分野に弱いのか、人に頼んだり自分で分析したりしながらそれを理解しておくことが合格には一番大事なことだと思います。 さらに、択一、論述に共通するのですが、後で見直しができるようなものを作っておくと直前期や本番などで簡単に見直しができるのでいいと思います。私の場合、択一は判例六法にマーカーで間違えた条文や判例をマークし、同時に出題年もメモしていました。論文は、各科目1冊程度のノートを作成し、新しい判例などが出てきた場合や評価など使えるものを追加したりしていました。

最後になりましたが、合格できたのは学内・学外を問わず今まで私を支えてくださった方々のおかげだと思っています。感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。これからは自分が受けたご恩を色々な方にお返ししていこうと思っています。