合格者のメッセージ
Voice:20 杉本 大樹さん(平成26年 司法試験合格)

周囲には1回で司法試験に合格すると宣言していただけに、落ちたときの精神的ダメージは計り知れず、再度挑戦するかどうか随分と悩みました。やっと決心がつき、勉強を再開したのはその年の12月のことでした。

 

私の場合、勉強再開までの時間を不合格の原因を徹底的に追究することに費やしました。振り返るうえで参考になったのが、試験に合格した大学の同級生のアドバイスでした。プライドもあって質問するのに抵抗がありましたが、彼らは一番身近な合格者です。思い切って意見を聞くと、具体策に関しては三者三様でしたが、合格者の心構えのようなものは感じることができました。

 

その後、12月と翌年の1月はひたすら短答式問題の勉強に注力、同じ問題を繰り返し解き、7回以上間違えた場合は円で印をつけるようにしました。その円が三重、四重に達したときには付箋を添付し、よく間違える問題として認識することで、試験直前の復習で不得意分野をつぶすことができました。
また、論文式問題に関しては、所定の時間内に起案を仕上げることを念頭におき、5枚以内で文章をまとめる訓練を重ねていました。受験失敗の要因となった、行政法の問題文を読み違えて解答するという失態を二度と起こさないために、重要だと思われる箇所に赤ペンでチェックを入れることでポイントを整理しました。起案する際は、論点の大小関係に気をつけ、『問題提起』『規範』『あてはめ』の文章量をバランスよく配分することを心がけました。

 

こうして、懸命に勉強して努力した結果、運を引き寄せることができました。2回目の受験で司法試験に合格し、皆さんに報告することができて本当によかったと思います。