合格者のメッセージ
Voice:16 渡辺 弘さん(平成22年 新司法試験合格)
「綿密な計画を立てて受験に挑み、現役合格を目指すのがベスト」

合格か不合格かでその後の人生が左右される新司法試験は、受験生にとっては、いわば生きるか死ぬかの戦い。皆、全力で試験に挑んできます。

生半可な気持ちで臨めば失敗することになります。そこで、そうした戦いを勝ち抜く心構えとして、私は、1.目的2.分析・戦略・対応3.有言実行を重要なポイントとして挙げたいと思います。

まず1.ですが、明確な目的を持つことが大事です。合格ラインを把握し、そのためにはどういった勉強をすれば到達できるのかを的確にイメージすることです。授業をただ受けるのではなく、その授業で何を学び取るのかを事前にしっかりと把握した上で臨むことが重要です。

次に2.ですが、第一に自己分析を正確かつシビアに行い、何ができて何が足りないのか、自分の実力を正確に把握することです。そうした分析を行ったうえで、合格するための具体的な戦略と対応を考えていくわけですが、その際、身の丈にあった勉強をしていくことが大事です。着実に習得できる計画を立て、無謀な挑戦はしないこと。だからといって、要領よく勉強しようとしても失敗します。楽に合格できる勉強法など存在しません。

最後に3.ですが、自分にあった個別の勉強法が見つかったら後は実行するのみです。ただし、最低3人でゼミを組むなど、一人きりで勉強しないこと。また、プライドを捨てて、分からないことがあれば、教授なり仲間なりに積極的に質問することです。
常に素直であること、謙虚であることを意識する必要があります。

修了生に特に気をつけていただきたいことは、家に閉じこもって勉強しないこと。
法科大学院時代に身につけた基礎知識はどんどんと目減りするうえに、生活にもメリハリがなくなるため学習効率が低下しがちになるからです。それを防ぐには、法科大学院に出来る限り通い、授業なり勉強会なりに参加することです。予備校は模擬試験を受けるなどして自分の実力を知る場として利用し、あくまで本学をベースに勉強すべきだと思います。
後輩たちからの質問にも積極的に答えるようにしましょう。他者に説明することで、自分自身がどれだけの知識を有しているかのバロメーターにもなります。

新司法試験の合格者数は、現役生が圧倒的に多く、修了後1年、2年と年を経るごとにどんどん合格率は落ちていきます。修了生の方は、現役生以上の努力が必要だと自覚して日々努力していただきたいと思います。