合格者のメッセージ
Voice:11 大堀 晃生さん(平成21年 新司法試験合格)
「ぜひ、なりたい法曹の具体的なイメージを持ち、モチベーションを維持してください。」

私は、中学卒業後、明石工業高等専門学校に入学し、同校卒業後、コンクリート構造物の補修補強を主な業務とする会社に就職しました。そして、会社に勤務する傍ら、法曹への道を志し、放送大学で大学卒業資格を取得した上で、神戸学院大学法科大学院未修者コースに入学しました。ロースクールに入るまでは一切、法律の勉強をしたことはありません。ロースクールに入学した当初は、悪戦苦闘の毎日だったことをよく覚えています。

私が神戸学院大学を選んだ一番の理由は、奨学金制度が充実していたからです。

おかげさまで、私は3年間、授業料を免除していただきました。また、日本学生支援機構の第1種奨学金についても返還免除を受けることができました。新司法試験の勉強にあたっては、どうしても金銭的な問題が伴いますが、そのことを気にせず、全力で勉強できたことに大変感謝しています。

ロースクール入学後は、とにかく予習と復習に追われる毎日でした。時間も大変かかりました。しかし、面倒くさがらずに、自分のわかっていない点を発見する、文献や資料を探して検討する、教授に質問する、学習成果を整理して授業に臨む、誤って理解していた点をチェックする、もう一度学習成果を整理する、といったプロセスを繰り返していました。このようなプロセスを繰り返すことで、基礎事項や重要事項を把握・整理すること、問題点を発見すること、要領よく学習することなどが自然と身についたと思います。

私の当面の目標はあくまで新司法試験に合格することでしたから、勉強にあたっては常に新司法試験を意識していました。例えば、過去の問題を自分なりに分析し、どこまで理解し暗記するかを判断する、過去の新司法試験問題を解くときには正規の試験時間よりも短い時間で解答するなどの工夫をしていました。こういったノウハウは、自分で考え、実践し、時間に見合うだけの効果があるか他人の意見を踏まえた上で検証することにより、磨かれるものだと思います。

次に、生意気ですが、法曹を目指される方へメッセージを送ります。

まず、新司法試験に合格するためのプロセスは極めて厳しい道のりです。乗り越えるために最も重要なのは、モチベーションだと思います。私は、法廷に行ったり、弁護士の先生と会話をしたりすることで具体的な法曹のイメージを描いていました。ぜひ、なりたい法曹の具体的なイメージを持ち、モチベーションを維持してください。また、息抜きをすることもモチベーションを維持する大事な要素だと思います。

相反するようですが、新司法試験に合格すること自体は、決して達成困難なものではないと思います。合格者などから話を聞くなどして「合格者平均の知識と応用力」というものを自分なりに把握し、過不足なく勉強するように心掛けて下さい。

最後になりましたが、私を支えてくださった家族、親戚、先生、友人、同級生、学校関係者の皆さん、本当にありがとうございました。