合格者のメッセージ
Voice:02 佐竹 明さん(平成19年 新司法試験合格)
「すべての退路を断ち、ただひたすら勉強したからこその合格」

私の場合、高校時代に見たあるドラマの影響で「弁護士になりたい」と考え、法学部に進学しました。しかし、入学してみると、法律の勉強は非常に難しい。2ヵ月も経たないくらいに挫折してしまい、その後の大学生活はアルバイト三昧という生活になってしまいました。

卒業後は、ハウスメーカーに入社し、朝から晩まで営業に追われる日々を送りました。その間、宅建資格とファイナンシャルプランナー資格を取得したものの、30歳を目前にして漠然とした将来に対する不安に襲われました。こんな生活を続けていていいのだろうかと。そんな時、ちょうど、法科大学院制度というものができ、ロースクールで一から法律の勉強ができて弁護士への道が開けるということを知ったのです。

私は当時、早い時は朝の7時から遅くは夜中の1時まで働いていました。この時間をすべて法律を勉強する時間に注ぎ込めば、何とか新司法試験に対応できるのではないかと思ったわけです。
入学した当初、私は滋賀県から2時間かけてこの長田キャンパスまで通っていましたが、その時間も勉強に当てたいと思いキャンパスから5分のマンションに下宿することにしました。そして、とにかく3年間毎日、長田キャンパスに通いつめてほぼ1日中勉強しました。

私は、1週間のうち6日を勉強する日に当てた上で、1日の勉強時間を最低8時間、目標は最大15時間と設定し、とにかく集中して勉強するようにしました。ただ、やはり気分転換も必要だと考えたので、1日は休息日を設けてその日は一切勉強はしませんでした。ともかく、そのように自分を追い込んで必死で勉強しました。

私は法学部出身とはいえ、在学中はほとんど何も得られず一度は法律の勉強に挫折した人間です。ですので、受験に集中する環境を作るために仕事も辞めました。そして、授業料や下宿代など法科大学院で学ぶための費用は奨学金を得るなどして、すべて自己負担で賄っていました。つまり、退路を断って背水の陣で新司法試験に臨んだのです。

法律の知識がほぼゼロに等しい自分のような人間が、今までそうした勉強を積み重ねてきた方たちと競争する訳ですから、彼らの倍以上のことをしないといけないと思いました。新司法試験合格という目標を設定し、その目標をクリアするためにどのような対策を立て、どれだけ勉強すればよいか。答えが出た後は、とにかく実行あるのみです。


・法曹界を志す方・後輩へのメッセージ
法科大学院に入学された方は、裁判官、検察官、弁護士になることを決意して来られた方がほとんどであると思います。そのためには、まず新司法試験に合格しなければなりません。「必ず合格する」その思いを胸に、4日間の試験の最終日まで全力で駆け抜けてください。そうすれば必ず道は開けます。今後、神戸学院大学法科大学院を修了された方から、一人でも多くの方が新司法試験に合格されることを祈っています。頑張ってください!