■2007.09.18
 第2回新司法試験結果ついて
 
  神戸学院大学法科大学院は、法曹になるためのプロセス教育を重視した司法試験制度
改革に賛同し、2004年4月に設立されました。以来、国際都市神戸に、地域社会の特性
を活かした「コミュニティに根ざした法曹教育」を粘り強く実施してまいりました。

 修学年限を3年とする、いわゆる未修者が初めて新司法試験を受験した本年度の受験者
は、11名であり、短答式試験の合格に必要な成績を得た者が7名、そのうち4名が、合格
いたしました。

 合格者の努力は、並大抵のものではなく、こころからおめでとうと申しあげます。ただ、
プロセス重視の当法科大学院教育は、司法試験合格が目的ではありません。その合格は、
一過程にすぎません。合格者が、今後、なお一層の研鑽を深め、真のスペシャリストとして
の法曹を目指していただくよう期待いたします。

 残念ながら不合格になった修了生は、どうぞ冷静にその原因を分析し、気持ちを新たに
来年度の試験に備えていただきたいと思います。科目等履修生制度等を利用し、本学の
人的物的資源を活用していただきたいと思います。

 合格者を出すまでの神戸学院大学全体の教職員はじめ、あらゆる関係者の方々のあた
たかいご支援に感謝いたします。法科大学院の教職員は、絶え間ない改善改革を実施し
つつ、100分授業、個別指導、指導担任制度に基づく指導、教育環境の改善等、地道な
努力を積み重ねてまいりました。更なる研鑽に努め、成果を挙げたいと思いますので、今
後とも、なお一層のご理解とご支援をお願い申しあげます。

 最後に、これまでの法科大学院教職員の皆様方のご尽力に感謝いたします。合格者が
でましたのは、昨年度までの皆様方の教育の成果が現れたものであり、皆様方を誇らしく
思います。今後も、一致団結して当法科大学院教育を推進して参りたいと思います。

 

神戸学院大学大学院実務法学研究科(法科大学院) 
研究科長 小櫻 純

      

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